コンスタンシア・グレン・ファイブ

2019年は冷涼な年でした。冷涼でブドウはゆっくり成長したためブドウのフレーバーは複雑で酸もしっかり保持することが出来た。結果として、エレガントでフレッシュ、明るいアロマの洗練されたワインになった。収穫はメルロとマルベックが3/19と3/20に始まり、プチベルドは4/9にスタート。特にプチヴェルドの出来が良く、ブレンド比率も23％にした。早朝の涼しい時間に収穫。それぞれの品種ごとに発酵、フレンチオークで19ヵ月熟成。軽くフィルターして瓶詰。更に瓶熟成を3年してからリリース。赤系果実、黒系果実、ジューシーなプラムなどの濃い果実、花や葉っぱ、ドライハーブ、オークなどの香り。豊かな酸としっかりした骨格のバランスが素晴らしい。凝縮した果実味、リッチでなめらか、渋みはしっかりと感じられるが、細やかで洗練されている。ダークフルーツの風味とフレッシュな酸味は最後まで続き、余韻は長く深みがある。心地良いフィニッシュと酸味によってもう一杯おかわりしたくなる。綺麗かつエレガントな申し分のないパーフェクト・ワインでボルドー好きな方にお勧め。2015年、2017年に続く素晴らしいヴィンテージ。長期熟成のポテンシャルも高く、是非セラーに入れて欲しいワイン。牛肉、羊肉、ラムチョップ、ローストポーク、マッシュルームのリゾットなど。